FXトレーダーブログ

FXを始めたい方やFXの初心者にFXの基本的な知識ややり方を紹介しているブログです。

FXのテクニカル分析が基礎

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FXで使う分析方法は主に、

テクニカル分析」と

「ファンダメンタルズ分析」

になります。

 

この2つにはそれぞれ特性があり、

トレーダーによって

どちらの手法で分析するのか、

もしくは両方を用いるのか

変わってきます。

 

今回は、「テクニカル分析」について

説明していきます。

 

 

テクニカル分析について

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テクニカル分析とは、

過去の価格推移を元にして

相場を予測するため、主に過去の

値動きを示すチャートを

用いて分析します。

 

価格推移を元にする

テクニカル分析には、

 

「過去のパターンが

 繰り返される可能性が高い」

 

との考え方が根底にあります。

 

そのため、似たようなパターンを

探して相場予測を立てることが

メインとなります。

 

チャートは縦軸が価格、

横軸が時間軸となっており、

時間軸を短期~長期で

変えることもできます。

 

短いものは1分(1分足)から

長いものになると1ヶ月(月足)まであり、

時間軸・値幅を変えることで

通貨が上昇局面なのか

下落局面なのか見え方も

大きく違ってきます。

 

またチャートには投資家心理が

反映されていると言われてます。

 

どの投資家もチャートを見ながら

トレードをしています。

 

そのためチャートに現れる投資家心理を

読みながら売買のタイミングを探ることも

テクニカル分析と言えます。

 

 

テクニカル分析の主な例

テクニカル分析

チャートを使って手軽にできるため、

初心者の方でも始めやすい分析手法です。

 

テクニカル分析にはチャートはもちろんですが、

テクニカル指標を用いることが多いです。

 

テクニカル指標には大きく分けて

「トレンド系」オシレーター系」

と呼ばれる2つの種類があります。

 

トレンド系は、一般的にトレンドの方向を

わかりやすく表示したテクニカル指標です。

 

オシレーターは、相場の中で買われすぎ、

売られすぎを判断するテクニカル指標です。

 

どのようなものがあるのか

代表的な3つをそれぞれ紹介していきます。

 

トレンド系

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移動平均線

 

移動平均線は、テクニカル指標の中でも

有名で使用しているトレーダーが多いです。

 

移動平均線は一定期間の平均価格を計算し、

算出した平均値を連続させて、

相場の方向性を見やすくしたもので、

初心者の方でも理解しやすいです。

 

一般的にゴールデンクロスが有名で、

短期の移動平均線が長期の移動平均線

下から上へ突き抜けた場合は

買いサインとされています。

 

逆に短期の移動平均線が長期の移動平均線

上から下へ突き抜けることを

デッドクロスと呼び、

売りサインとされています。

 

一目均衡表

 

一目均衡表は、

和製テクニカル指標の一つで

特徴的な「雲」という抵抗帯があります。

 

一般的にローソク足と合わせて使用し、

5本の補助線(基準線、転換線、遅行線、先行スパン1、先行スパン2)があります。

 

先行スパン1と先行スパン2の間が

抵抗帯である「雲」となっていて、

この抵抗帯が厚ければ突破はしづらく

薄ければ価格変動の

前兆と予測することができます。

 

一般に転換線が基準線を

下から上に突き抜けている場合は

「好転」(買いシグナル)

 

逆に転換線が基準線を

上から下に突き抜けている場合は

「逆転」(売りシグナル)

となります。

 

また遅行線がローソク足

下から上に突き抜けたら

買いのシグナルで、

 

遅行線がローソク足

上から下に突き抜けると

売りシグナルとなります。



ボリンジャーバンド

 

ボリンジャーバンドは、

移動平均線標準偏差で計算された

上下の価格帯(バンド)を

示したものです。

 

この価格帯は相場の

ボラティリティーによって

大きさが変化するもので、

±1σ標準偏差内で動く確率は68.3%、

±2σ標準偏差内で動く確率は95.4%

とされています。

 

バンドが拡大傾向にあれば

値動きが大きくなっている傾向にあり、

縮小傾向であれば値動きは

小さくなっている傾向にあります。

 

ローソク足が±2σを抜けたタイミングで

逆張りして戻りを短期で狙う

スキャルピング手法で使われています。

 

また、バンドが縮小から拡大傾向にある

タイミングでローソク足

終値で+2σを越えた段階で

順張りする(バンドウォーク)

狙うことも可能です。

 

オシレーター

 

RSI

 

RSIは相対力指数とも呼ばれており、

買われすぎ・売られすぎが

指数化されたものです。

 

一定期間の相場の

「値上がり幅」「値下がり幅」

基に算出されます。

 

数値は0~100で示され、

一般的に70%~80%を

超えると買われ過ぎ、

 

逆に20%~30%を

下回ると売られ過ぎ

反転のサインとされています。

 

逆張りトレードの参考指標として

使われることが多く、

持ち合い相場(レンジ相場)で

有効に機能しやすいです。

 

逆に相場に強い勢いがあってトレンドが

出ている場合は逆張りのポイントでも

機能しない場合があるため

注意が必要です。



MACD

 

MACD移動平均収束拡散手法とも

呼ばれており、「マックデイー」

と読みます。

 

移動平均線を発展させて

より精度を高めるために

開発されたテクニカル指標で、

短期の移動平均線と中期の移動平均線

差によって算出されます。

 

MACDラインとシグナルラインの

2本がありMACDラインが0よりも

上にあるときは上昇トレンドで、

 

逆に0よりも下にあるときは

下降トレンドになります。

 

またMACDとシグナルラインの

ゴールデンクロスデッドクロス

相場の転換点を捉えることも可能で

比較的使いやすいテクニカル指標と

言えます。



ストキャスティクス

 

ストキャスティクス

持ち合い相場(レンジ相場)で、

一定期間の高値と安値を

元にして現在の価格が

買われすぎなのか売られすぎなのかを

判断するテクニカル指標です。

 

動きの速い%K(パーセントK)ライン

動きの緩やかな%D(パーセントD)ライン

2つがあります。

 

%Kラインが75%を超す水準では

買われすぎで、逆に

%Kラインが25%を下回る水準では

売られすぎとなります。

 

また、売買の目安として

%Kラインが%Dラインを

上抜けたら買いシグナル

 

%Kラインが%Dラインを

下抜けたら売りシグナルです。

 

ストキャスティクスは感応度が

高いためダマシも発生しやすく、

感応度を抑えたスローストキャスティクス

用いるトレーダーも多いです。

 

 

テクニカル分析で気をつけること

 

テクニカル分析は基本的な

知識さえ身につければ、

FXの初心者でもすぐに

始められる相場予測法です。

 

ただし、

 

「相場は過去と似たような

 パターンを描きながら推移する」

 

という経験則を前提としたもので、

過信は禁物だと言えるでしょう。

 

必ずしも、過去と同じようなパターンを

描くとは限らないからです。

 

もしも、テクニカル分析が相場の底と天井を

100%の確率で判定できるなら、

誰もが大儲けできるはずです。

 

また、MACDの「ゴールデンクロス」を

はじめとする「売買のシグナル」は、

実際に相場の流れが転換した地点よりも

少し遅行して出現する傾向がうかがえます。

 

しかも、「売買のシグナル」には“だまし”

呼ばれる現象が発生することがあります。

 

相場の転換を期待して

シグナルの指示に従っても、

アテが外れてしまうケースが見受けられます。

 

さらに、テクニカル指標によって

得手・不得手があることにも

留意すべきでしょう。

 

たとえば、RSIは相場の急変時に

極端な推移を示し、

正確な判断が困難となりがちです。

 

したがって、

タイプの異なる複数の

テクニカル指標を組み合わせて、

総合的に判断するのが賢明でしょう。

 

実際に取引を始める前に、

様々なテクニカル指標の推移を観察しながら、

トレンド分析やオシレーター分析、

パターン分析などの

練習を重ねることが大切です。

 

まとめ

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為替チャートやテクニカル指標をもとに

今後の相場展開を予測するテクニカル分析は、

視覚的に判断できるので、FXの初心者でも

比較的挑戦しやすい手法です。

 

基本的な知識を身につけて、

実際の為替チャートを見ながら

練習を続ければ、分析のコツが次第に

つかめてくることでしょう。

 

最後まで読んでくださり

ありがとうございます!!

 

 

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