ロスカットってなに?
ロスカット(強制決済)とは
ロスカットとは、一定の損失が発生した際に、
これ以上損失が拡大してしまわないよう
強制的に取引を終了させるルール
この仕組みをロスカットといいます。
ロスカットと聞くと
「勝手に損をたくさん生む!借金になる!」
みたいなマイナスで悪そうなイメージが
先行しますが、実は逆です。
ロスカットの目的
これはトレーダーを大きな損失から
守るための仕組みの1つです。
この「ロスカット」を自動的に
行なってくれる仕組みを、
強制ロスカットと言います。
保有ポジションが
強制ロスカットされる目安を
「ロスカット比率」と言いますが、
このロスカット比率も各社バラバラです。
一般的には40%~50%が設定されていて、
ロスカット比率50%の場合、
100万円保証金を入れてトレード中に
大きな相場変動があって、50万円以下になれば
強制ロスカットが発生します。
たしかに50万円の損益ですが、
急激な変動によって50%以上のリスクが
発生する場合もあるため、
強制ロスカットすることで、
最低限度「トレーダーの資金を守る」
仕組みとなっています。
損切りという言葉がネガティブに
捉えられていますが、
本来は「ロスカット」という
言葉は戦略的な要素が強く、
考え方を「損切り」ではなく
「ロスカット」と考えることで、
意識の違いがトレードに
良い影響を与えることが多いのです。
ロスカットを防ぐには?
ロスカットを防ぐためには、
口座内の資金にゆとりを持たせるのが
有効な手段です。
ロスカットの条件は各社によって
異なってきますが、証拠金を元に
判定をしているのは共通です。
取引に必要な証拠金ギリギリの
金額しか預託していない場合、
為替レートが自分の思惑と違う方向にわずかに
動いただけでロスカットが発動してしまいます。
預けてある証拠金に余裕を持たせれば、
ロスカットを防げます。
すると、損額が膨れて抱えた状態になっても、
相場が再度回復するまでを
保有し続けられます。
証拠金が多いということは、
同じ通貨の量を取引しても
レバレッジも高くなりすぎません。
安定・安全な取引のためにも、
証拠金には余裕を持たせ、
無理のない範囲での
通貨の取引量を心がけましょう。
ロスカットで手数料を取られる!?
ロスカットでは、手数料をとられます。
ポジションの決済なので、
決済手数料が発生するのは
ある意味当然です。
しかし 最近は、
手数料無料のFX業者が増えています。
なので、ロスカット手数料も
無料なところが多くなっています。
気をつけなければないのは手数料無料でも、
ロスカット手数料は支払いが発生する業者も
あるということです。
レバレッジを高めて短期トレードする人は、
ロスカットで手数料が
取られない業者を選びましょう。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました^_^